新日本電工のいま、これから

時代に合わせて領域を拡げ、価値をつくり続けてきた新日本電工。今まで以上にグループ連携を強固にし、素材と環境で人々の暮らしを支え、より良い未来に向かって挑戦し続けます。

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新日本電工とは?

1925年創業

約100年間にわたり、 合金鉄を中心とした、製品・技術・サービスで 豊かな未来の創造に貢献してきました。

そして、これからも長年培った技術を活かし “素材” と “環境” で人々の暮らしを支え、より良い未来に向かって挑戦し続けます。

合金鉄事業

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トップメーカーの責任

合金鉄はほぼすべての鋼に添加され、強度や耐熱性などの特性を高める重要な素材です。直接見ることはあまりありませんが、暮らしのあらゆる場面で合金鉄は使われています。合金鉄の国内トップメーカーとして、ただ作るだけでなく、安定供給、脱炭素社会に向けた製造方法の確立といった、サステナブルな事業を追求しながら、皆様の暮らしを支えています。

主力製品・技術事例

高炭素フェロマンガン

徳島県とマレーシアに生産拠点を有し、確かな技術のもと、高品質のマンガン系合金鉄を安定的に需要家へ供給しています。 マンガン系以外にも、各種合金鉄製品を取り扱っており、合金鉄のトップメーカーとして需要家の皆様から高い評価をいただいております。

たとえばこんなところで、 暮らしを支えています。

  • 自動車

  • 建物

  • 鉄道

  • 橋梁

  • 船舶

機能材料事業

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未来を創造するテクノロジー

長年培ってきた冶金・粉体技術を活かし、高機能で高品位な特徴ある機能材料を製造。電子部品や電池、ハイブリッド自動車など、数多くの先端部品に採用されています。高機能素材を提供することにより、持続可能な社会づくりに貢献しています。

主力製品・技術事例

  • 酸化ジルコニウム

    当社の酸化ジルコニウムは、一次粒子が約20ナノメータと極めて微細で、かつ高純度です。 IT機器を支える電子部品などの素材として用いられ、その高機能化に貢献しています。

  • 酸化ほう素

    当社は、国内唯一の酸化ほう素メーカーとして、極めて不純物の少ない高品質・高純度な製品を供給しています。

  • ボロン系合金

    当社は、国内唯一のフェロボロンメーカーであり、さまざまな省エネ機器を支える機能材料の素材として圧倒的なシェアを有し、エネルギー効率の向上に貢献しています。

  • リチウムイオン電池正極材

    リチウムイオン電池は、高いエネルギー密度を持ち、電動車用から携帯機器用まで広く使用されています。 当社は、20年以上のリチウムイオン電池正極材の量産実績によって蓄積された技術力で、お客様の品質ニーズにお応えしています。

たとえばこんなところで、 暮らしを支えています。

  • 橋梁ワイヤー

  • 自動車(電子部品)

  • ハイブリッド車/ 電気自動車

  • 大型ディスプレイ

  • スマートフォン等 (電子部品)

焼却灰資源化事業

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パーフェクトリサイクル

家庭から発生する一般廃棄物が自治体で焼却処理された後には、焼却灰などが残ります。その多くは埋立処理されていますが、埋立処分場の容量は有限です。当社は専用の電気炉により焼却灰を溶融固化無害化し、生成されるスラグ(エコラロック®)や有価金属を資源循環させるパーフェクトリサイクルを行い、循環型社会の実現に貢献しています。

主力製品・技術事例

焼却灰から土木材(エコラロック)を製造。 副産物のメタルからは、金銀銅等の貴金属を回収します。

アクアソリューション事業

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水環境の豊かな社会

排水に含まれる金属イオンなどを回収し浄化させる「排水処理装置」と、水素製造に必要不可欠な高純水を供給する「純水製造装置」を提供することで、サーキュラーエコノミーやカーボンニュートラルの実現に貢献しています。

主力製品・技術事例

当社の排水処理装置はイオン交換樹脂をはじめとした各種吸着材を充填しています。郡山工場でそれらの委託再生を行うことにより、水の循環利用と資源の回収を可能にしています。

たとえばこんなところで、 暮らしを支えています。

  • 水素ステーション

  • 工場排水処理

  • エネファーム 純粋製造

電力事業

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グリーンな電力供給を通じた社会貢献

水力発電というグリーンな発電事業に取り組むことで安定的な収益を確保するとともに、近隣地域への電力供給やCO₂発生の抑制による地球温暖化防止など社会貢献にも努めています。

主力製品・技術事例

北海道日高地方にある幌満川水力発電所は、再生可能エネルギー固定価格買取制度の設備認定を取得。 安定的な収益を確保しながら、グリーンな再生可能エネルギー発電事業に取り組んでいます。

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新日本電工の研究開発

グループ間で強固な連携をとって

研究開発を推進

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新日本電工のこれから

積田正和

取締役常務執行役員

1986年入社。営業職、工場勤務などを経て、2018年に執行役員に就任。 環境システム事業部長、人材開発センター長委嘱。2024年より常務執行役員。

会社の現在と未来に向けた取り組み

2025年に、新日本電工は創業100周年を迎えます。創業以来、私たちは社会のインフラに欠かせない合金鉄事業を祖業とし、国内トップのサプライヤーとしてお客様からの信頼を築いてきました。次の100年を見据えた事業成長に向けて、主力事業である合金鉄事業の持続的な成長はもちろん、機能材料事業、焼却灰資源化事業、アクアソリューション事業、電力事業の4事業の拡大も非常に重要だと考えています。 機能材料事業は、2030年に向けて製造キャパシティの40%増強を目指します。とくにリチウムイオン電池向けの素材や電子機器類に使用される積層セラミックコンデンサの原料は、今後の自動車の電動化をはじめ、モビリティ分野の発展においてますますニーズが広がっていくでしょう。AIのデータセンターを作る際に使われる製品素材も当社が手掛けており、社会の技術発展に欠かせない素材の提供に、ますます力を入れていきます。 環境課題への取り組みとして重要なのは、焼却灰資源化事業です。自治体などのごみ焼却場で発生する焼却灰を引き取って溶かすことで、貴金属の回収や、道路整備で必要な敷き均し材としてリサイクルが可能になります。ごみの埋め立て処理場には限りがあり、ごみを余すことなく再利用することが、これからの循環型社会の実現に向けて大きな力になっていくでしょう。焼却灰資源化事業の成長が、資源の有効活用と埋め立て問題の解決につながっていくと期待が高まっています。

豊かな未来に向けて、新日本電工のビジョン

5つの事業成長を通じて私たちが目指すのは、「素材と環境で人々の暮らしを支え、より良い未来に向かって挑戦し続ける会社」です。合金鉄事業においては、海外事業を強化していくほか、次世代素材の開発や新規ビジネスの立ち上げにも積極的にチャレンジしていきます。 複数事業の拡大に向けて、業務はより複層的になり、スピード感も求められています。社会インフラを支える安定した事業基盤を持つ当社ですが、次なる事業機会を探索すべく、新たな領域への挑戦を面白がる姿勢がさらに大切になっていくと考えています。

次の100年の成長を担う、求める人材とは

小さな組織である当社では、一人ひとりが自ら考え、課題を見出し、周りを巻き込みながら動く姿勢が欠かせません。素材メーカーとして、工場の製造部門との連携はもちろん社内のさまざまな部署、お客様、外部の商社や倉庫会社など多くの関係者とのコミュニケーションが、より良い仕事を作っていくでしょう。 総合職でご入社いただく皆さんには、将来の経営幹部候補生として、幅広い知識を培ってもらいたいと考えています。入社後の約10年間で複数部署をジョブローテーションすることで、社内外にネットワークを作りながら経験を重ねていきます。技術職の方は、より専門的な知見を深める必要があるため長いスパンでの配属となりますが、OJTのほか階層別研修制度も整えており、社員の成長とキャリアパスに寄り添っていきます。 学生時代に学んだ領域と異なる業務内容でも、自ら進んで学ぶ姿勢が大事です。当社はコンパクトな組織規模だからこそ、やりたいことがあれば自ら企画し提案し、実行して成果を得るところまで一気通貫で進めることができます。手を挙げた人には挑戦の機会がいくらでもやってきます。チャレンジ精神のあふれる人にとって、非常に面白い環境だと思っています。

MESSAGE

BtoBの素材メーカーとして、知名度は低いかもしれません。ただ、創業100年を迎えるということは、それだけ長く社会を支え、発展に貢献してきたということ。これから求めるのは、次の100年を作っていく人材です。裁量権の大きな環境で、いろんな仕事にチャレンジしていきたい人、会社とともに長く成長を続けていきたい人は、ぜひ一度当社の話を聞きに来てください。

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