設備技術職 経験者採用者 座談会

新日本電工のものづくりを設備の部分から支えている職種が設備技術職です。工場内の設備が安全かつ効率的に稼働するよう、設備改修の計画や設計、導入などを日々行っています。今回は経験者採用として入社し、最前線で活躍している4人が集い、語り合いました。前職での経験、現在の仕事とやりがい、当社ならではの働き方や文化など…。技術者同士ならではの本音も交えた、グループトークをご紹介します。

member

  • T.K

    妙高工場 設備課・課長
    2015年入社

    前職は、エンジニアリング会社で生産設備の電気系設計に携わる。入社後、郡山工場で経験を積み、2021年に妙高工場へ異動。設備課の課長として9人のメンバーを率いている。

  • K.H

    郡山工場 工務課・マネジャー
    2017年入社

    前職は、住宅メーカーで製造設備の機械設計に携わる。入社後、郡山工場の工務課でキャリアを積む。その間、約2年間の本社勤務も経験。現在、マネジャーとして工務課の取りまとめを担っている。

  • K.T

    富山工場 工務課・マネジャー
    2025年入社

    前職は、エンジニアリング会社で計装と制御というハード・ソフト両方に関わる設計業務を担当。入社後、富山工場の工務課に配属となり、電気系から機械系まで幅広い設計や改善に取り組む。

  • M.K

    徳島工場 工務部 工務技術課・マネジャー
    2025年入社

    前職は、プラントエンジニアリング会社で生産設備の機械設計や施工管理を担当。入社後、徳島工場の工務部に配属となり、電気炉などの大規模設備に携わっている。

※掲載内容は取材当時のものです(2026年9月)

INDEX

前職の経験・入社の理由

技術者として、主体的にチャレンジできることに魅力を感じた

T.K

今日集まった4人は、所属する工場はそれぞれ違いますが、全員が設備技術職の経験者採用として入社していますね。私は2015年に入社し、最初に配属されたのは郡山工場の工務課でした。当社でのキャリアは12年目になります。

K.H

その2年後に入社し、同じく郡山工場の工務課に配属になったのが私ですね。T.Kさんは同じ経験者採用の先輩ということもあり、色々相談に乗ってもらった思い出があります(笑)。現在、当社は2030年の「あるべき姿」の実現に向け、どの工場でも設備技術職の経験者採用者が増えていますね。

K.T

ええ。私は2025年に入社し、富山工場に勤務していますが、多くの経験者採用の方が活躍しています。

M.K

私はK.Tさんと同じ2025年入社ですが、所属する徳島工場でも同様です。新卒、経験者で区別されることなく、平等に活躍できる環境があると感じています。ところで、T.Kさんは前職ではどんな業務に携わっていたのですか?

T.K

私はもともと郡山市の出身で、前職は地元のエンジニアリング会社で電気系の設計などに携わっていましたが、部署異動があり、以前の業務に比べ仕事のやりがいを感じることが少なくなってきました。そこで、転職を考えるようになりました。

K.H

転職活動をする中でなぜ当社に決めたのですか?

T.K

電気主任技術者の資格など前職の経験を活かすことができ、処遇や福利厚生が充実していること、初期配属が郡山であり実家から近いということが決め手でしたね。K.Hさんはどうでしたか?

K.H

前職は関東圏にある住宅メーカーで、製造設備の設計開発や改善などを担当していました。やりがいはありましたが、その分仕事が忙しすぎて心身への負担が大きく、腰を据えて長く働くイメージを持つことが難しくなったことが転職のきっかけですね。当社は、面接や面談の際、どの社員も親身な対応をしてくれたことがとても印象的でした。福利厚生制度が充実していることも決め手の一つでした。

K.T

私も前職はエンジニアリング系の会社で、計装と制御というハード・ソフト両方に関わる設計に携わっていました。けれども、次第にハード系の比重が増え、さらに担当が分業化するようになったのです。私としては、ものづくりの幅広い分野に関わりたいという気持ちが強く、転職を考えるようになりました。当社は私の地元である富山県に生産拠点があり、K.Hさんと同じく、待遇面や福利厚生が充実していることにも惹かれましたね。

M.K

今日集まったメンバーは、エンジニアリング系の出身が多いようですね。私も前職は、徳島県のプラントエンジニアリング会社で機械の設計や施工管理を担当していました。さまざまな案件を担当することができるためやりがいはあったのですが、その分どうしても恒常的に忙しい状態でした。スケールの大きなものづくりにチャレンジできるとともに、ワークライフバランスのとれた働き方ができる環境で働きたいと思ったことが転職を考えたきっかけです。

現在の仕事

自分たちが開発した設備が動く姿を、目の当たりにできる醍醐味

K.T

T.Kさんは現在、妙高工場の所属ですよね。これまでどのようなキャリアステップを歩んできたのですか?

T.K

先ほども話したように、入社して最初に配属されたのは郡山工場で、工場設備の設計や改善などに携わりました。前職の経験も活かし、最初は電気担当として関わり、次第に機械系まで範囲を広げていった感じです。そこで6年間経験を積み、その後妙高工場に異動し、現在は設備課の課長として9人のメンバーを率いています。別の工場へ異動したことで、これまで経験したことがなかった設備や管理職としてのスキルを身につけることができたのは良かったと思っています。

K.H

私の場合、2年ほど本社の部署に異動したこともありますが、基本的には郡山工場でキャリアを積んできました。現在は、工務課のマネジャーというポジションで課の取りまとめを任されています。

M.K

私は現在、工務技術課に所属し、徳島工場の中でも主に大規模設備を担当しています。合金鉄を生産する徳島工場のプラントは国内でも有数のスケールですが、その中核である電気炉にも携わるようになりました。

K.T

私がいる富山工場の工務課も、基本的な業務は皆さんと同じだと思います。配属されて印象的だったのは、電気、機械とも、技術者一人ひとりの携わる範囲が幅広いことです。入社前に想像していたとおりの仕事に取り組んでいる実感がありますね。

T.K

皆さんの会話に出ているように、当社の設備技術職は、工場設備の設計や施工だけでなく、設備計画の立案から稼働後の改善までトータルに携わることができる。それが一番の面白さですよね。

M.K

そうですね。現場の声を聞きながら、白紙の状態から設備の設計や開発に取り組めることは、前職のエンジニアリング会社では経験できなかった面白さだと思います。

K.T

しかも自分たちが設計した設備から製品がつくられる様子を目の当たりにでき、ユーザーでもある作業員さんたちから感謝の声などをかけてもらえる。この楽しさも、前職では味わえなかったやりがいだと感じています。

働き方&カルチャー

誰もが前向きに、腰を据えて仕事に取り組める環境がある

K.H

M.KさんとK.Tさんは、経験者採用で入社してまだ2年目ですが、職場にはすんなりと馴染めましたか?

M.K

じつはそのことが入社前に抱いていた不安でもあったのですが…良い意味で裏切られましたね。配属後、上長が私の前職での経験やスキルを丁寧に聞いてくれ、それに合わせてステップを踏んで仕事を任せてくれました。周りの人たちもわからないことがあれば気軽に相談に乗ってくれて、和気あいあいとした雰囲気で、すぐに馴染むことができたように思います。

K.T

当社は、経験者採用の技術者に対しても研修やサポートがしっかりしていると感じます。業務を行う上で不足しているスキルがあれば新卒採用の技術者と同じ研修を受けることができ、とても公平な会社だと感じています。

K.H

最初に話題になったように、設備技術職では経験者採用の比率が高く、新卒・経験者といった違いを意識する文化がそもそもないように思いますね。

T.K

そのとおり。私は入社して10年以上経ちますが、意識したことは一度もないですね。

M.K

働く環境に恵まれているということでは、福利厚生制度もその一つではないでしょうか。

K.H

代表的な例が借り上げ社宅制度、他社で言う住宅手当のような制度ですが、当社の制度は補助の割合が高く、しかも期間限定でなく、総合職である限り勤続年数や役職に関わらず利用できる。私の場合、じつはこの制度が入社の決め手の一つでもありました(笑)。

T.K

借り上げ社宅制度の良さは経験者採用で入る社員からよく聞きますね。
加えて、私は単身赴任手当も充実していると感じます。私自身、現在妙高工場に単身赴任していますが、単身赴任手当だけでなく帰省時の交通費も月2回往復相当分が支給され、支給の都度経費申請をすることもないので、とても助かっています。

K.T

電気主任技術者などの資格取得についても、取得時のサポートだけでなく、取得後は資格手当が継続的に支給される点も良いですね。

K.H

M.Kさんは、転職にあたっての条件にワークライフバランスをあげていましたが、入社後の実感はどうですか?

M.K

おかげさまでとても満足しています(笑)。設備技術職という仕事柄、業務が集中する時期はどうしてもありますが、基本的に用事があって定時退社することや、有給休暇の取得なども気兼ねなく行えます。前職の頃と比べて、家族と過ごす時間も増えました。将来のライフステージの変化なども考えながら、腰を据えて仕事に向き合えるようになったと思います。

これからのキャリアビジョン

設備技術職が活躍するフィールドはさらに大きく広がっていく

T.K

皆さんは当社に入社後、身についたと感じるスキルはありますか?

M.K

前職の頃と比べ、知識の幅が大きく広がったと感じます。前職での専門だった機械系を軸にしつつも、電気や建築など領域を限定することなく挑戦でき、想像以上にスキルの幅が広がった実感があります。

K.H

それは経験者採用で入社する設備技術職なら誰もが感じることだと思います。そうした技術面に加え、建築関係の法規や固定資産、減価償却といった経理的な知識も習得できます。

K.T

私は、担当する設計や施工だけでなく、その前後の工程までも視野に入れなければならず、技術面だけでなく、携わる業務の幅も大きく広がったように感じます。また、前職のエンジニアリング会社との大きな違いは、裁量の大きさです。現在の仕事は目指すべきゴールは定められていますが、そこに至る道筋は技術者一人ひとりのアイデア次第。仕事の面白さも達成感も違います。

T.K

それぞれの工場で成長できる環境があることが再認識できて良かったです。部下の育成や指導、マネジメントについてはどうですか?

M.K

入社と同時にマネジャー職につき、現在では、自身の業務を行いつつ若手メンバーのサポートを担っています。将来的には、設備技術職としての専門性を深めるとともに、目標達成に向け部署を牽引し、また、他部署からも頼られるようなコア人材を目指したいと思っています。

求職者の皆さんへのメッセージ

T.K

当社には、新卒・経験者採用というバックボーンの違いに関係なく、お互いを理解し尊重し合う風土があります。経験者採用者が前職で培った経験も尊重しており、それらの知識やスキルを積極的に取り込んでいこうという姿勢が感じられます。中でもエンジニアリング会社での経験がある人は、培ってきた能力を十分に発揮できる環境だと思います。

K.H

私自身もそうでしたが、転職活動では色々悩むことが多いと思います。それを乗り越えるためには、自分自身で軸を決め、その軸に合致していると思えば、思い切って飛び込んでみることも重要ではないでしょうか。当社の設備技術職では、専門的な技術や知識だけでなく、コミュニケーション能力も求められます。その意味でも、求職者の皆さんの前職での経験を当社のさまざまな部分で活かすことができると感じています。

K.T

当社の設備技術職に求められるスキルの幅は広く、前職の経験を活かしつつ、新しい専門技術を習得できます。また、社内外の技術者とやりとりする機会も多く、マネジメントスキルも高められます。安心して働ける環境で、より幅広い仕事にチャレンジしてみたいと考える人にとって魅力的なフィールドが広がっています。

M.K

当社は、安定的な経営基盤のもと多様な事業を進めており、自分の中に軸を持って主体的に挑戦したい人や、これからのエンジニアに求められるT型人材(特定分野に深い専門性を持ちながら、他分野にも幅広い知見を備えた人材)を目指す人にとって、非常に恵まれた環境があります。また、社員を第一に考える想いが経営の根幹にあり、家庭を大切にしながら、腰を据えて長く働くことができる会社だと思います。当社の設備技術職に興味をお持ちの方はまずは軽い気持ちでも良いので面接にお越しいただき当社の雰囲気を感じていただけると嬉しいです。

message

設備企画部長からのメッセージ

S.F
設備企画部 / 部長

※掲載内容は取材当時のものです(2026年9月)

求職者へのメッセージ

Q. 新日本電工における設備技術職が担う役割を教えてください。

ものづくりの会社にとって、工場の安全・安定操業は事業の根幹です。各工場の最前線で、設備面からその安全・安定操業を支えているのが設備技術職です。当社にとって非常に重要な役割を担う職種であり、大きな責任とやりがいのある仕事だといえます。
当社では、2030年の「あるべき姿」として「素材と環境で人々の暮らしを支え、より良い未来に向かって挑戦し続ける会社」を掲げ、その実現に向けて、私たち設備技術スタッフは工場設備の革新や新技術の導入に取り組んでいます。例えば、現場で働く作業員に配慮した設備づくりも、その取り組みの一つです。デジタル技術を活用して設備の稼働状況を監視・分析し、保全作業の効率化や安全性の向上につながるシステムの導入を検討しています。

Q. 新しく入社する方には、どのような経験を積んでほしいと考えていますか?

まずは工場の現場をよく知り、設備がどのように使われ、どのような役割を果たしているのかを理解してほしいと考えています。当社の設備技術職の仕事は、机に向かって図面やデータを扱うだけでは完結しません。現場に足を運んで作業員の生の声に耳を傾けながら、製造プロセス全体や作業環境を丁寧に観察することが、的確な課題解決の出発点になります。
その上で、現場で得た知識をベースに、前職で培った経験や専門性を存分に発揮していただきたいと考えています。当社では当たり前となっている設備のあり方や業務の進め方にも、新しい視点から見直すことで、改善の余地が見えてくるはずです。前例にとらわれることなく、「もっと安全にできないか」「より効率的な方法はないか」「新しい技術を導入できないか」といった提案を、積極的に発信してほしいと思っています。

Q. どんな人と一緒に働きたいですか?求職者へのメッセージをお願いします。

中途採用で設備技術職を志望される方の多くは、電気系や機械系など、それぞれの専門分野における経験や知識をお持ちだと思います。そうした専門性に加えて、私が大切にしてほしいと考えているのが、「コミュニケーション力」と「社内外の関係者と信頼関係を築く力」です。設備技術の仕事は一人で完結するものではありません。製造部門や協力会社をはじめ、多くの関係者と連携しながら、設備をつくり、守り、改善していきます。中でも、設備を日々使用する現場の作業員との関係づくりは重要です。日常的な会話の中には、設備改善につながる多くの気づきやヒントがあります。そうした現場の声や気づきをもとに、関係者と連携しながら自ら考え、設計・導入した設備が実際に活用され、「安全性が高まった」「作業効率が上がった」といった声を直接聞けることは、設備技術者にとって大きなやりがいです。専門性を高めようとする意欲はもちろん、周囲と協力しながらチームで成果を生み出そうとする姿勢はとても重要です。
もう一つ大切にしてほしいのは、前向きに仕事を楽しむ姿勢です。仕事を楽しめることは、長く働き続ける力となり、自身の成長にもつながります。当社には仕事の楽しさや達成感を共有できる仲間が多くいます。また、前向きに挑戦する姿勢を支える教育・研修やサポート体制も整えています。工場の安全・安定操業を支えながら、新しいものづくりにも挑戦したい。そんな想いを共有できる方と、ぜひ一緒に働きたいと考えています。